10階西病棟(小児科・小児外科・形成外科)

 10階西病棟は、主に小児の病棟です。当院は小児に関しても、南房総地域の中核病院として大きな役割を担っています。小児科・小児外科をはじめ15歳以下の整形外科・耳鼻咽喉科・形成外科・眼科・脳神経外科などすべての科の患者様であり、手術・重症患児などあらゆる診療科の患児が対象となっています。
 治療においては、小児科・小児外科の医師・看護師のみならずチーム医療を実践しており、カンファレンスにおいては、医師・看護師の他に、医療ソーシャルワーカー・臨床栄養科・リハビリテーション科など参加し多職種が連携を持ちながら多方面から患児の治療を行っています。

10階西病棟(小児科・小児外科・形成外科)

 病棟の職員の構成は、医師・看護師・助手・クラークの他に2名の保育士と千葉県立君津特別支援学校より小・中学校の先生が2名派遣されています。

院内学級

 保育士は入院中の幼児の保育を行っています。小・中学校の先生は院内学級として学童の勉強のサポートをしています。病気の治療のみならず、入院生活を出来るだけ家庭での日常生活に近づけ、入院中の感じ・家族のストレスの緩和に努めています。特に保育士の存在は大きく、患児の保育と同時に家族の負担を軽減できるようサポートしています。

年間行事として七夕会・クリスマス会・お節句など行っています。病棟にはプレイルームもあり、子ども達の安全に配慮しながら遊ばせたり、プレイルームに出られない患児にはベッドサイドで絵本をよんで聞かせたりと保育活動を行っております。入院中にお誕生日を迎えられた患児には「お誕生日カード」を作成しお祝いしたり、退院時には「退院おめでとう」のメダルを作成してプレゼントしています。そのほかにも、新生児センターの患児にも絵本の読み聞かせを行っています。

クリスマス会

お節句 

 

 10階西病棟の職員は地域における小児医療に対する期待に応えるべく、日々懸命に業務に励んでいます。特に重症患者の受け入れ先が少ない現状の中、可能な限り受け入れたいと思っています。地域の皆様のご理解をいただきながら今後も明るく・優しさをモットーに頑張ります。

10階西病棟  高上 敦子